2020明治安田生命J1 第14節 ○4-1仙台@ユアスタ
8月のリーグ戦は5試合を戦い、1勝1分3敗と波に乗り切れなかったガンバ。月が代わり初めて迎える試合はアウェイ仙台戦。9月攻勢に向け、巻き返しを図る意味でも仙台をしっかりと叩いて是が非でも勝点3を持ち帰りたいこの試合。
宮本監督はこの試合で前節からスタメンを2人変更。MFには倉田とJ1初先発となるルーキー山本が、そしてJ3リーグで5試合連続ゴールと結果を残し続けた18歳川﨑が初のベンチ入り。
試合はキックオフから仙台が勢いをもって入る。受けに回るガンバは立て続けにCKのピンチを迎えると4分、この日2本目の浜崎のCKをアレクサンドレ デゲスに頭で合わされ失点。
開始早々に先制を許し嫌なムードになりかけるが直後の8分、この日がJ1初先発となる山本がミドルシュートを突き刺しすぐさま1-1の振り出しに戻す。
さらに14分には右サイドでCKのチャンスを得るとキッカーは宇佐美。アウトスイングで入れたボールをニアで三浦がすらすと、ファーサイドで待ち構えたアデミウソンが頭で押し込みゴールを奪う。4分の失点から10分間で立て続けに2ゴールを奪い、前半のうちに逆転し一歩リードを奪ったガンバ。
その後は一進一退の攻防を見せるが、徐々に試合は仙台ペースに。
16分にはFKのクリアボールを拾われ繋がれるとデゲスにシュートを許すが、これは東口がセーブ。30分にも蜂須賀のクロスからデゲスにヘディングシュートを浴びるが、これも東口がガッチリとセーブ。そして迎えた38分、相手CKからゴール前で競り合った小野瀬にハンドの判定でPKを与えてしまう。絶体絶命のピンチだったが、この日再三のセーブでチームを救う東口がこの西村のPKもセーブ!同点ゴールを許すことなく2-1とリードを保ったまま前半を折り返す。
両チームともに選手交代なく後半開始。
後半開始早々の49分には柳に左サイドを突破されクロスを上げられると、ゴール前でフリーになっていた西村に頭で合わせられるが、このシュートは枠を外れ難を逃れる。後半も立ち上がりから仙台が優位にゲームを進めるが、68分にガンバがこの日最初の選手交代で、宇佐美とアデミウソンの両FWをチェンジ。渡邉とパトリックを投入し、前線の選手を入れ替え試合の主導権を握り返す。すると73分、相手ゴール中央にこぼれたボールを倉田が相手に競り勝ちマイボールにすると、冷静にDFを交わし右足でコントロールショットを放つ。このシュートが見事にゴールに吸い込まれ、倉田の開幕戦以来となるゴールで3-1とリードを広げたガンバ。
2点のリードを奪い、優位に試合を進めるガンバはさらに85分に渡邉の突破からクロスを入れると、ゴール前でパトリックがつぶれたところを井手口が押し込みこの日4点目。
大量リードを奪ったガンバは88分には倉田と山本を下げ、髙尾とこの日がJ1デビューとなる川﨑を投入。そのまま逃げ切りゲームを終わらせたガンバが、今季最多となる4ゴールを奪う快勝で4試合ぶりとなる勝利を挙げた。
ベガルタ仙台
・プレーの精度をさらに上げよう。
・相手ボックスに進入しよう。
・集中力を切らさないこと。
ガンバ大阪
・コンパクトな守備をやり続けよう。
・ハードワークを続けてセカンドボールを拾うこと。
・しっかり戦えている。後半もう一度パワーを出して追加点を奪いにいこう。